NEMARU(ねまる)のにいがた発見旅

新潟県長岡市の宿『NEMARU ほんとぐらし』の宿長が新潟観光を主観でほんのり提案するブログです。

雪国新潟の辛口淡麗が生まれる酒蔵見学|朝日酒造

米処であり酒処でもある新潟は全国でも酒蔵数はトップで88軒(2021年調べ)です。

それでも年々減り続けて今の数となっております。

その新潟県内でも長岡市は酒蔵数が最多。

様々な酒蔵がある中で今回訪ねたのは長岡市越路地域にある『朝日酒造』です。

全国的には久保田が有名、県内では朝日山が昔から飲まれ馴染みのあるお酒です。

 

今回訪ねたのは朝日酒造の敷地内にある直営店。

駐車場は裏にあります。

 

入ると美しいエントランスホールが。

年末ということで飾り付けも新年を迎えるような内容になっていました。

 

入って右手側にはお食事処の蛍庵。

新潟の旬を味わえるお蕎麦などを楽しむことができます。

 

左手側にはお土産所の酒楽の里 あさひ山。

 

日本酒は勿論、様々なお菓子や酒粕や麹を使ったお菓子なども販売しています。

 

見てて一番興味湧いたお菓子。

笹団子のような見た目でプルプル!?試してみたい!

くぁー!買うの忘れた!今度買います!

 

久保田シリーズから朝日山、生酒や新商品まで朝日酒造のお酒が何でも置いてあります。

お酒を探しにここに来たら間違いない!

 

朝日酒造のお酒と言ったら淡麗辛口ですが、その中でも銘柄で香りや味は様々です。

初期ねまるに萬寿を置いていた時期もありましたが、最高に飲みやすく香りは素晴らしいお酒でした。

銘柄のグラフが貼られていたので参考にすると良いですね。

個人的にはあまり飲まない方は精米歩合の値が低い大吟醸の方が飲みやすいと思います。

 

どうやら試飲もできるようです。

有料の飲み比べもあるので、運転されないなら朝日酒造のお酒をここで試してみるのもいいでしょう。

 

で、今回の目的は酒造見学です。

毎日11時から14時までの1時間毎に無料の酒造見学が開催されています。

事前に名簿を書き、カウンターに提出すればオッケーです!

時間までエントランスやお店内で待ちましょう。

お休みの日もありますので、公式サイトのカレンダーを確認しておきましょうね。

ちなみに宿長は朝日酒造の見学は初めてです。

 

時間になりました。

このときは私含め3組ほどでした。

少し説明があり、これから工場の方へ向かうようです。

 

お店を出て少しだけ歩きます。

とは言っても目的地はすぐ目の前ですが。

 

どデカい箱のような蔵。

こちらの前で希望者への記念撮影がありました。

勿論撮って貰いましたとも!

見学後に写真を貰えるらしいです。

 

これから入るエントランスホール。

パッと見は無骨な体育館のようですが。

 

入り口前にあった杉玉。

この色が変わることでお酒の熟成具合が分かるというもの。

こちらで日本酒製造をしていることを認識させてくれます。

 

中に入るとこれまた高くながーいエントランスホール!

もはや神殿のよう!

えっ日本酒工場、ここ!?

 

こちらの右手が事務棟、左手が工場棟とのこと。

声がとても良く響きます。

音の反響も良いので定期的にピアノの演奏会も開かれているみたいですよ。

 

朝日酒造の歴史の説明がありました。

歴史がながーーーい!!

 

元々朝日酒造は県内でのみ飲まれていたのですが、県外、主に東京向けのいわゆる新潟淡麗の飲みやすいお酒として誕生したのが久保田とのこと。

強い酒が好まれていた当時としては時代を先取りしたお酒だったみたいです。

 

奥の方に進みパネルによる説明。

「お酒の出来はお米の出来以上にはならない」ということで酒米づくりはとても力をいれているとのことです。

お米もお水もみんな新潟。

酒瓶に貼られている一枚一枚も長岡小国和紙などの手漉き和紙らしいです!スゲー!!

朝日酒造のお酒を飲むと知らず識らずに地元越路などの美味しいお米ができる自然環境の為に一部が還元されています。

地域に貢献する素晴らしい企業ですね。

なんか入社するための志望動機を書いてるみたいです。

 

お酒についての説明。

久保田は萬寿が最上級だと思ったのですが、その上の洗心というお酒もあるのですね。

確かお店に置かれていたと思います。

 

その精米歩合なんと28%!!ほぼ芯のみ!

ちなみに精米歩合とはお米を削って残る歩合(%)のことです。

なので70%程削っています。

芯に近づくほど雑味のない味に仕上がります。

通常の純米大吟醸の精米歩合が50%以下なので、その凄さが分かると思います。

ただ削ったお米は捨てることはなく、米菓の材料などになるとのこと。

贅沢だけど無駄がない。

上手く出来てるなぁ。

 

馴染みある朝日山ラベルシールをゲット!

 

2階に上がり、気になっていた特徴的な柱の説明。

上から朝日酒造の朝日、その下はお猪口、一番下は仕込み樽とのこと。

エントランスホール内にはいろんな形がありますが、全てがお酒に纏る形らしいです。

日本酒の芸術や。

 

工場棟に入ると生産ラインが動いていましたよ。

 

瓶の検査や酒の封入、ラベル貼り。

ここから全国にお酒が運ばれていくのですね。

 

最後に記念写真や2023年の特製カレンダーなどを頂きました!

無料なのにイタレリツクセリです。

20分と書いてありましたが実際には30分超の見学でした。

無料で予約不要なのにすんごい充実した酒蔵見学でしたよ。

日本酒好きの方なら是非一度来場されることをオススメします!

その際には公式サイトの見学カレンダーを確認してくださいね!

 

さて、ねまるではこの年末年始は初めて通常営業をします。

そこで2022年の30日から年明け1月3日までにお泊り頂いた方には、1組ごとにこちら朝日酒造の季節限定酒「朝日山 ゆく年くる年」の720mlを1本プレゼントします!

普段とは違う年末年始を、雪国ねまるのコタツでまったりと過ごされてみてはいかがでしょうか。

 

【公式サイト:朝日酒造】

www.asahi-shuzo.co.jp

 

【公式サイト:酒蔵見学】

www.asahi-shuzo.co.jp