NEMARU(ねまる)のにいがた発見旅

新潟県長岡市の宿『NEMARU ほんとぐらし』の宿長が新潟観光を主観でほんのり提案するブログです。

大地の芸術祭 2022(4 後編)|脱皮する家

[前回の記事の続き]

向かうのは前々から気になっていた『脱皮する家』。

なぜ気になっていたのかというと、NEMARUのような上から重ねたり塗ったりする改装ではなく、既存のものを剥がす(脱皮する)アプローチの古民家を見ておきたかったのです。

 

車で山の奥に入っていきます。

途中民家もなくススキと野草だけが広がっているような道もあります。

脱皮する家は山に沿った小さな集落の中。

車は駐車場があるので、そこに置いて少し歩きます。

 

すこし坂道を歩いて来ました。

上に見えてるあれかな?

大地の芸術祭は本当に地域に紛れているので面白い。

 

到着〜。

結構な坂道だったけど雪が積もる冬は大丈夫なんだろうか。

 

外見はガチ古民家です。

芸術作品になってなかったらどうなっていたことか。

 

カメムシ大量発生しとる!

受付のお兄さんも箒とチリトリもって武装中でした。

カメムシはね〜、辛いですよね。

掃除機でも吸えないし、踏んだりしたら匂いが大変なことに。

数ミリ隙間あれば入ってくるので、個人的にGより厄介だと思っています。

でもまあ田舎や古民家あるあるですね。

 

入館料は大人300円、中学生以下無料。

中は壁面や床面、天井も彫刻刀?で削り取られています。

古い木でも表面を削ると明るい面が出てきますもんね。

でも全部削り取らないところがまた良き。

 

削った木の表面の触り心地がまた良いんです。

癒やされる…。

 

いやしたぜ!カメが!今!ここに!!!

しかし少し目を離したスキにいなくなってました。

アイツらよく止まってるくせにスグ居なくなるんですよ。

何処かにいるはずなので、踏まないように足元を注意しながら歩きましょう。

 

2階からの素晴らしい眺め。

 

こちらには泊まれるとのことで、キッチンやお風呂場完備。

扉を開けたら時代が違いました。

 

脱皮する家デザインのお土産も売ってましたよ。

 

ということで以前から見たかった作品を見れてよかった。

今や地方の空き家空き地問題は深刻です。

居住だけでなくNEMARUみたいに宿だったり、芸術作品であったり、様々な用途として土地や空き家を使えればいいですね。

安価でね!(本音)

こういう事を考えさせてくれるのも、芸術ですね。

 

NEMARUも削ろうかな。

 

星峠がすぐ近くなので、眺めて長岡に帰りました。

 

【GoogleMaps:NEMARUから脱皮する家までの経路】

 

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