新潟の秘境(人がいっぱい) 前編|奥只見湖ダムと遊覧船
今は秋真っ只中。
県内の様々なところで紅葉が始まっていますが、雪国として代表される魚沼辺りも秋色に染まってきました。
やはり雪が多く積もるところは季節が進むのも早い。
せっかくなので『奥只見湖』に行って遊覧船に乗りつつ紅葉を見たい!
ということで奥只見湖に行きます!
奥只見湖というダム湖はご存知でしょうか。
新潟の山奥…ってレベルじゃないところにその湖はあります。
ここです!
珍しく序盤に出てきたGoogleMaps。
周囲に町なんて無い。
周囲数十キロ山しかない、隔絶された新潟福島県境の湖です。
ここに行くにはシルバーラインという道を通りますが、全長22kmのうち”18kmがトンネル”というヤベー道を走ります。
こんな道、多分全国でもそうない。
ちなみに奥只見湖に隣接している奥只見丸山スキー場は県内でも春スキーができることで有名です。
行き方は魚沼の街、小出から向かいます。
奥只見湖というのは新潟側から尾瀬に向かう時に必ず通る湖となっています。
シルバーラインの入口ゲート。
新潟県は昔、通行料が掛かる観光道が結構あって、現在では無料で通れるようになっています。
ありがたい。
しかし二輪車は通れません!
正確に言えば枝折峠を通ればダム湖には行けますが、今回の目的地である遊覧船のある奥只見ダム駐車場には行けません。
行くには観光バスに乗りましょう。
紅葉真っ只中。
さて、事前にお伝えしてありますが奥只見湖まではながーーーーーーーーーーーーーいトンネルを走っていきます。
下の写真は既に第9トンネルですが、まだ10キロあります。
これから湖までずーーーーーーーーっとトンネルです。
事前にトイレは済ませておきましょう。
あと、かなり揺れます。
横の斜めの蛍光線わかりますか?
これ、斜めじゃなくて水平です。
つまり長いトンネルがかなりの角度の傾斜をずっと登っているのです。
帰りはスピードの出し過ぎに注意しましょう。
カーブも続きます。
10キロ以上もあるトンネル内で事故らないようにしましょう。
このトンネル群はダム開発のために昔(昭和30年代)に掘られたトンネルなのでかなりゴツゴツしてます。
ガチイワヤマトンネル。
現在も補修しており、そういったところは平らになってますね。
トンネル内はずっと山水が滴り落ち、路面は常に濡れています。
そんなトンネルですが大型の観光バスがバンバンすれ違ってきます。
珍しいトンネル内の交差点も。
車で尾瀬や銀山平、福島に向かう場合はここから曲がります。
曲がったらすぐ外ですが、今日の目的地へはあと4キロトンネル内を走ります。
4キロ!
ようやく光が!
トンネル出口は直角カーブです。
突っ込まないように!
到着〜!
奥只見湖駐車場です。
疲れた。
お昼時。
駐車場は自家用車や観光バスで埋まっています。
県内外の車は半々と言ったところ。
一年前のコロナ禍真っ只中にも来たことがあったのですがガラガラでした。
そのまま廃れてしまうのかと心配しましたが、人が戻ってきて良かった!
お土産屋兼レストハウスがあります。
後に寄りましょう。
秘境!!(ドン!!!)
奥只見湖まではもう少し歩きます。
ここはまだダム湖の下なので上に登ります。
坂道を自身の脚で歩くか、スロープカーを使うか。
今回はスロープカーを使います。
大人1人100円。
お子様は半額です。
スロープカーは上に行ってるようなので、少し待ちます。
きたきた。
最初はガコンッと揺れましたが、あとは静かです。
徒歩の場合はお年寄りでも5〜10分くらいで上がれてしまうので、健脚の方は徒歩でも良いと思います。
お子様の場合は歩くほうがいいか、乗り物に乗るか、どっちの方がいいかなー。
上がってきました。
はい、到着です。
徒歩とそんなに時間は変わりません。
とても大きいダム。
そしてすごい人の数!
平日なのに!
奥只見湖はダム湖百選に選定されているようです。
どうやらこのダムは一般水力で最大出力日本一、有効貯水容量日本一、重力式ダムでは堤高日本一らしいです。(宿長調べ)
たっけ!
なんかもはや遠近感がわからん!
さて、遊覧船乗り場に行きましょう。
スロープカー乗り場からは少しだけ歩きます。
[続く]
【GoogleMaps:NEMARUから奥只見湖ダムまでの経路】
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