NEMARU(ねまる)のにいがた発見旅

新潟県長岡市の宿 NEMARU Stay&Discoveryの宿長が新潟観光を主観でほんのり提案するブログです。

時には昔の話を(1)

彌彦神社の記事を書いていたら昔を少し思い出しました。

唐突ですが少しだけ過去を振り返りたいと思います。

 

宿長は2011年、自転車旅をするために新卒から務めていた会社を辞めました。

就職して丁度3年近く経ったので良いタイミングかな、と思ったのです。

 

なぜ自転車旅をしようと思ったかと言うと、学生の頃に自転車で新潟から北海道最北端の宗谷岬まで行ったのが始まりです。

旅は辛かったのですが、色んな人に逢ったり知らない土地を旅できて最高の思い出になりました。

社会人になってからも忘れられず自転車で東京に行ったりもしたのですが、ますます旅への想いは大きくなり、

「これじゃこの人生ずっと自転車旅に引きずられちゃうな」と思い、いっそのこと47都道府県全て走り切ればスッキリするだろうと考えたのが切っ掛けです。

 

会社を辞めるときに勿論上司には旅のことは言わず「退社後のことは考えてありまぁす!」と言ったのですが、旅のこと以外全く考えていませんでした。

 

退社直後に東日本大震災が発生し、少し様子見をした後、2011年6月に住んでいた新潟市を出発。

旅の目標が不明確だったので全都道府県庁を写真に収めることとしました。

 

これが出発後に一番最初に撮った写真です。

新潟から北には向かったことがあったので、この旅では逆周りの西に向かいました。

 

隣県の富山に着いてから自転車の調子が悪かったので自転車屋に診てもらったらもう寿命だと言われましたが、そのまま走り続けました。

 

山口のキャンプ場

 

山口 角島大橋

 

熊本 阿蘇

 

結局鹿児島市に入る直前にギアが吹っ飛んで、フェリーで渡った那覇市で修理して全国を走り切りました。

 

沖縄に着いてから初めて利用したゲストハウスとやらがとても居心地良く、1週間ほどの滞在で本州に戻るつもりが1ヶ月滞在してしまいました。

当時まだ全国的にもゲストハウスは少なかったのです。

ここでの楽しい体験が今のNEMARUを作る切っ掛けにもなっています。

 

本州に戻り、10月の北海道で氷点下の夜を経験して死にそうになったりもしましたが、全都道府県を巡って同年11月20日無事新潟に戻ってきました。

 

ほぼ半年で走り切ったので、1つの県の滞在は2〜3日。

1日140kmくらいを走っていました。

北海道ではぐるっと一周回ってほぼ1ヶ月掛かりました。

でっかいど。

全走行距離は1万2254km。

 

走りきって下半身だけ筋肉がムッキムキになりました。

自分探しで旅をする方はそこそこいますが、自分の場合何が見つかったかというと、自宅の布団はどこよりも最高だという事実でした。

余裕があればもっとゆっくり旅をしても良かったですね。

あと、北海道は9月までに脱出しましょう。

 

走って辛かった土地は兵庫県の日本海側、四国太平洋側、紀伊半島。

北海道全般で熊が出るんじゃないかと常に怖かったですが、特に44号線は民家も何も無さすぎて特に(メンタル的に)辛かったです。

熊は結構足が速いので荷物積んだ自転車なんか逃げ切れないですから。

 

北海道脱出フェリーチケットを事前に日時指定で買ってしまったため、襟裳から苫小牧までの180kmをリポDとレッドブルを何本かドーピングし朝4時から午後4時までで走りきった日は体力的に死にました。

走りきった後の苫小牧フェリー乗り場での記念撮影。

10月の寒さで死ぬような経験をした北海道から出れること&無事に苫小牧に着けた喜びで笑ってますが、名古屋行きフェリーの中ではぶっ倒れてました。

 

震災の年だったので東北太平洋側は回避しましたが、後に何度か車で行って、自転車で走ったら高低差で絶対ヤバかったなといつも感じてます。

 

当時、偶然通り掛かった宮城の東松島市では悲惨な状況でした。

隣の松島市では被害が比較的小さかったのに。

地形の違いが異なる結果を生んでしまったようです。

 

水溜りになってる場所に家があったんだと思います。

 

訪れた2011年後半には瓦礫は纏められていました。

 

ということで2011年の日本を自転車で走りまわり、色んな経験をしたり見てきました。

 

また自転車旅をやりたいかというと、もういいって感じです。

それは元々望んだことだったのでオッケーです。

東北で片足の脹脛を痛めて旅の終盤は片足で漕いでいたので、そちらの再発の方が心配です。

 

こうやって定期的に振り返るとなぜ宿を始めたのか、あの頃の想いはどうだったかを思い出せますね。

 

ちなみに旅中に毎日記録していたブログがまだ残っていました。

しかし面倒になったので途中で終わっています。

見ていてくれた人に伝えたい、無事に旅は終わってますよ〜!と。

ameotoko-marukox.blogspot.com

 

関連記事

ghnemaru.hatenablog.jp