NEMARU(ねまる)のにいがた発見旅

新潟県長岡市の宿『NEMARU ほんとぐらし』の宿長が新潟観光を主観でほんのり提案するブログです。

もはや歴史のテーマパーク|新潟県立歴史博物館

火焔型土器はご存知でしょうか。

とても装飾が凝った不思議な形の縄文土器で、芸術家 岡本太郎は初見で「何だこれは!?」と叫んだと言われる土器です。

そんな奇妙な形をした土器が新潟県内の各所、主に信濃川流域から発掘されています。

ここ長岡市にある『新潟県立歴史博物館』でも展示されています。

略してレキハク!

 

大きめの体育館のような外観。

長岡市を見渡せるような丘の上にあります。

この日は講習会があったようで平日ですが駐車場は埋まっていました。

 

入り口に土器が。

この不思議な形をしたのが火焔型土器です。

長岡駅前やねまるのある与板、長岡市の至る所にモニュメントがあります。

 

まず観覧券売り場で常設展チケットを買います。

一般は520円。

中学生以下は無料なのがいいですね。

 

平日はショップと食堂はお休みみたいです。

昔は営業していたと思うのですが。

コロナ禍の影響でしょうか。

また通常に戻ってもらいたいものです。

 

常設展へは地下に降ります。

 

地下とは言っても建物が丘の斜面に建っているようで普通に屋外が見えます。

 

写真、ビデオ撮影オッケーです。

写真いっぱい撮っちゃうぜイエーイ!

 

レキハクアプリもできたみたい。

歴史博物館は近代的です。

 

展示室前の広場。

入り口がいくつもあって、それぞれテーマで別れた内容になっています。

順序はあるので、それに沿って行くのがベスト!

 

最初は新潟県のあゆみエリア。

古代から近代までの新潟県の歴史を学べます。

 

新潟県は周囲を山脈に囲まれ近隣地域からも距離があり閉ざされたイメージがありますが、古代から交流は結構あったみたいです。

 

越後の武将といえば上杉謙信ですね。

私は正直歴史が苦手なので歴史上の人物には疎いですが、流石にこの人は知っています。

 

現代とは違って昔は大陸との交流が主だったため、地図が逆さなのが面白い。

 

これを見ると以前大河津分水路の記事を書いた内容の通り、河川が全て新潟市に集まっています。

沢山の池(潟)があるのも分かります。

新潟の今を形作った東洋一の大工事(信濃川 大河津分水路と資料館) - NEMARUのにいがた発見旅

 

佐渡の地図も。

 

江戸時代、佐渡金山から採掘した金銀は江戸幕府に運ばれていました。

採れた金銀は船で海を渡り出雲崎へ着き、北国街道やねまるのある与板の三国街道を通って江戸まで。

出雲崎が天領地だったのもこのためですね。

夕陽が沈む道の駅|道の駅 越後出雲崎・天領の里 - NEMARUのにいがた発見旅

今ではほぼ面影のない与板町も宿場町だったんですよね。

 

良寛さんの解説も。

 

県内出身の歴史に名を残した人物。

田中角栄や山本五十六、ジャイアント馬場も。

 

昔は県内で石油ブームとなり国内生産量の90%以上の石油を産出していました。

今では静かな港町の出雲崎や長岡の東山、新津の里山などに櫓が沢山建っていたそうです。

石油が吹き出した里山|新潟市秋葉区の石油の世界館 - NEMARU(ねまる)のにいがた発見旅

 

館内は資料で知るだけではなく、雰囲気を体感することもできます。

 

主に"体験"にシフトしていくのはここから。

雪とくらしエリアは雪国新潟の豪雪を等身大で体験することができます。

 

昔の雁木通りと家屋が再現されており、当時の面影そのままの雰囲気を体験することができます。

雁木とは新潟で各々の家が玄関前に用意した所謂昔のアーケードです。

 

商店街が雪に埋もれています…

豪雪時、今みたいに融雪が発達していない時代は道に落とすしか無かったのでしょう。

水路に流す地域もありますが。

 

タイムスリップしたみたい。

 

こんな駄菓子屋はもう無いなぁ。

個人の駄菓子屋自体皆無ですね。

 

こういう雰囲気好き。

 

不意に人影があるので割りとビビります。

 

(チラッ)

 

2階に上がると先程歩いた雁木通りの上に出ます。

これが屋内で等身大で作られているんだから凄いですよね。

 

合わせて、写真などで当時の雰囲気を知ることができます。

 

次は米づくりエリア。

まだ治水が上手く出来ていなかった頃の人々の苦労を知ることができます。

 

VR水田(物理)

 

今は機械に置き換わり、稲架木(米の乾燥に利用する木)なんて殆ど見なくなりました。

 

まだ乾田でない頃、排水を人力で行っていたのが凄い。

 

船で田植えをしていたなんて想像もできない苦労です。

 

出口に出ました。

ふう、中々疲れた。

でも濃密な内容で凄かったし楽しかった!

ぜひ新潟に来たら一度は歴史体験して貰いたいですね!

 

ってまだ全体の半分!!!

普通にブログを前後編に分けても良いボリュームです。

が、一回にまとめます!

 

ここからは縄文展示とのこと。

何やら雰囲気が変わりました。

 

こちらも雪と暮らしエリア同様に等身大で復元されています。

 

かなりリアルなのでタイムスリップして止まった時間を見ているかのよう。

 

上にもいた!

 

古代を眺めているのに近代的な通路で不思議な感じです。

 

ここは普通に歩いて家の中を覗いたりできます。

 

火焔土器もこんな雰囲気の中で作られたのですかねぇ。

 

最後のエリアです。

縄文文化を探ります。

 

縄文時代を体験してからここに来ると、なんとなくクロノ○リガー感が。

 

ここでは縄文時代の様々な情報を知ることができます。

 

火焔型土器が並べられています。

ちなみに火焔土器と火焔"型"土器という違いが一応ありまして。

歴史博物館近くの馬高遺跡で一番最初に出土した土器が火焔土器。

以降に発掘された火焔土器に類似した土器を火焔"型"土器とされています。

なので十日町市の笹山遺跡から出土し国宝となった土器は火焔型土器です。

合わせて馬高遺跡にも笹山遺跡にも行きたいですね。

 

という訳で、ようやく全てを見終えました。

勿論一部しか紹介できていないので本当にすんごいボリュームですよここは。

中央のこのスペースでは考えられないような空間が広がっています。

 

このときは「大河津分水と信濃川の治水」の企画展が行われていました。

ここでは写真撮影不可です。

集めた歴史的資料で時代を追っていく内容でした。

大河津分水路計画時に何故反対が多かったのかも良くわかりました。

色々と事情があったのですね。

分水の資料館とはまた違う見方ができました。

 

新潟県立なだけあって県内の歴史が集約しています。

ただ資料を見るだけでなく雪国や縄文の生活を追体験できるような凄い歴史博物館でした。

新潟観光にいらした方にも是非オススメしたい博物館です。

 

【公式ウェブサイト:新潟県立歴史博物館】

nbz.or.jp

満腹とろとろ濃厚味噌ラーメン|らーめん円満

これからの寒い季節、食べたくなるなる味噌ラーメン。

長岡は生姜醤油ラーメンがどうしても目立ちますが、個人的に味噌を食べたい時に訪ねたいラーメン屋があります。

『らーめん円満』さんです。

長生橋西詰、以前紹介した一晃亭さんの比較的近くです。

煮干し感じる優しい1杯(一晃亭の追い煮干し中華) - NEMARUのにいがた発見旅

 

お店は大島小学校の目の前にあります。

駐車場は敷地内に数台停められます。

少し離れた場所にもありますので、大抵の場合は置けると思います。

 

入り口でまず食券を買います。

 

円満さんは醤油、塩、味噌と揃っています。

こちらでは味噌しか食べたことがないので、他の味も気になる〜!

でも今回も味噌!

辛味噌はちょい辛〜鬼辛まであります!

限定ラーメンもありました。

 

鬼辛はちょっと冒険しすぎなのでちょい辛の味噌で。

大盛りは無料です。

でも今回私は普通で。最近は抑え気味です。

 

着丼!

味噌はトロットロの濃厚です。

でも味噌の味はそんなに濃くはなく、サッパリとは言いませんがとてもまろやか。

どことなくカニクリームパスタを思わせるような感じ。

とても食べやすいのでどんどん箸が進みます。

辛さはもう少しあっても良かったので唐辛子を少し足しました。

わかめが入ってるのも独特。

 

味噌系って挽き肉が入っていることも多いのですが、こちらはしっかりとしたチャーシュー2枚入り。

ストレート麺でスルスルといけちゃう。

 

うーん、本当にスルスルといける。

大盛りにしておけば良かったかなー。

と、平日は半ライスサービス!

いただきます!

 

うほーい!

味噌だから当然白米にも合うよね!

 

完食しました。

ごちそうさまでした!

満腹になりたいなら是非オススメしたいラーメンです。

 

震災の記憶を残し活かすために|長岡震災アーカイブセンター きおくみらい

長岡市は過去に大きな震災に見舞われました。

2004年の新潟県中越地震です。

更に2007年にも新潟県中越沖地震が発生。

その際の経験から防災意識が一気に高まり、様々な対策が取られるようになりました。

駅近くの長岡市民防災公園もそれを教訓にしてできました。

今回紹介する『長岡震災アーカイブセンター きおくみらい』も震災の記憶を後世に残し、活かすために設立されました。

 

場所は長岡駅前の大手通り沿いのビル内にあります。

 

中に入ると高い天井のある空間。

この階段を上がった先にあります。

 

なにやら勉強できる階段Study Stepという場所が出来ていました。

略してスタステ!

NEMARU Stay&Discoveryも無駄に長いので略すとネマステ!

インドの挨拶みたいですね。

 

このときは平日昼間で学生はおらず社会人が休憩してました。

 

スタステ!を越えると"きおくみらい"です。

入館無料。

 

中越地震当時から今に繋がる様々な情報を見ることができます。

 

宿長は生まれも育ちも長岡ですが、当時私は東京に居たため地震は経験してません。

自身の部屋で土曜夕方6時からのテレビ番組を見るため横になってたらメチャクチャ揺れたので、調べたら震源が新潟の中越だったので驚いた記憶。

実家のテレビが落ちたり新築の壁にヒビが入ったりと結構な被害だった模様。

新幹線も脱線したりと酷い状況なので結局実家には帰れず。

なので当時の状況を知れる施設は、長岡に住むにあたって大切な存在。

 

今ではよく聞くエコノミークラス症候群も中越地震からフォーカスされ始めました。

 

中越地震当時の様子を伝えるだけでなく、これから被災したときのための備えについて展示がされていました。

非常食にも色々とあるようです。


このレスキューフーズなんてパッケージがとても良いですね。

すぐにでも食べたくなっちゃう。


寝る場所についての展示。

テントは勿論ですが、冬場の寝袋は超重要ですよね。

私は自転車旅の10月の北海道で夏用寝袋しか持ってなく凍死しそうになりました。

時には昔の話を(1) - NEMARUのにいがた発見旅

 

他に水害後に遭った家屋の対応方法についての展示がありました。

最近では東北や新潟県下越の大雨による水害がまだ記憶に新しいです。


新潟へのインターン「にいがたイナカレッジプロジェクト」コーナー。

中越防災安全推進機構は当プロジェクトの母体でもあります。

地域を知ってもらうこと、実際に住んでもらうことも大切な防災になるかもしれません。

 

記憶に留めるのではなく、記憶を次に活かすことが大切だと感じました。

これからの防災のために是非一度訪れることをオススメします。

 

【公式ウェブサイト:長岡震災アーカイブセンター きおくみらい】

c-marugoto.jp

【公式ウェブサイト:にいがたイナカレッジ】

inacollege.jp

長岡暮らしの玄関口|アオーレ長岡

引っ越したらその町へ転入する手続きが必要になりますよね。

長岡の場合、駅前の『シティホールプラザ アオーレ長岡』に市役所機能が入っています。

 

長岡駅前を歩いていると、広場のような建物のような不思議な空間があります。

こちらのアオーレ長岡は建築家の隈研吾が手掛けた施設。

最近だと新しい国立競技場が有名ですね。

ちなみにアオーレとは長岡弁の『逢おうZE!!』です。

その名の通り交流施設を謳った複合型施設です。

お車でお越しの場合、周囲に提携駐車場がありますが、アオーレ地下の駐車場が一番楽かなと思います。

市役所で手続きや相談などをした場合は駐車料金1時間無料になります。

 

駅から徒歩の場合は歩いてすぐ。

スカイデッキを通ると雨に濡れることなく訪れることができます。

 

メインのナカドマという空間です。

屋外のような屋内のような、空気が入り混じった空間が広がっています。

ここでは日々イベントが催されたり出店があったり、椅子やテーブルが用意されているので休憩もできます。

 

少し早めのクリスマスツリーが設置されていました。

あとアオーレは10周年のようです。

元々この場所には厚生会館という体育館のような施設が建っていましたが、老朽化のためアオーレ長岡に建て替えられました。

 

宿長の個人的に厚生会館には思い出があって、まだ小さい頃に近くの龍文堂という模型屋主催のミニ四駆大会で2位を取ったり、自分たち主催で初代ポケモンの大会を開いたりもしました(今思えば中々グレーですね)。

また、厚生会館建て替えの際のアイディア出しの会議なんかにも出たりしました。

 

アオーレ長岡はバスケットチームの新潟アルビレックスBBのホームにもなっています。

このときは移動販売車が数台営業をしていました。

 

アオーレ長岡は基本自由に歩くことができます。

巨大なジャングルジムみたいです。

2階にも上がってみましょう。

 

煽れ!

 

なんとなく計画都市感もあります。

床のデッキは歩き心地がいい。

 

空中庭園のような場所も。

一応長岡は積雪1m以上積もることも多いですが、天井で雪を融かせるみたいです。

上手いことエコな具合に融かすみたいですよ。

 

アオーレは開放された空間となっていますので、いつでも色んな方向に出入りができます。

 

屋内は開放の時間は設定されていますが、こちらも基本自由に入って休憩ができます。

カフェも併設されています。

何かの待ち合わせに使うのも良いですね。

 

こちらは市役所。

ガラス張りで開けたような印象です。

 

様々なパンフレットも用意されているので、観光情報を調べたい場合にも参考になるかもしれません。

 

セブンイレブンやモスバーガーもあります。

旅人にとっても都合の良い場所です。

 

アオーレ長岡に隣接して長岡城趾があります。

お城は焼失したため当時の面影はありませんが、こういった史跡で垣間見ることができます。

東山の悠久山にお城(の見た目をした資料館)があるため、私は小さい頃あちらが長岡城だと思ってました。長岡民あるある?

確かこの場所は厚生会館の時代からあったはず。

本丸は長岡駅、こちらは二の丸跡です。

 

電車や高速バスなどを待つ場合にも都合の良いアオーレ長岡。

駅前に来たら一度訪れてみると良いかもしれません。

 

おまけ:長岡の冬の風物詩、アオーレ隣の美松のシュークリーム39セールに並ぶ人々の風景。

 

毎日が日本酒の利き酒祭|ぽんしゅ館 長岡驛店

町の玄関口といえば駅。

路線バスや新幹線も停まる長岡駅を毎日多くの人が利用しています。

ねまるは自動車でお越しになられる方が多いのですが、もちろん駅から路線バスでお越しになる方もおられます。

そんな長岡駅の改札口前にあるお土産屋が『ぽんしゅ館』です。

ちなみに”ぽんしゅ”とは日本酒のことです。

ぽんしゅ館は現在、新潟駅、長岡駅、越後湯沢駅にあります。

 

長岡駅。

長岡の玄関口です。

ねまるのある与板町への路線バスもこちらから出ています。

 

車をお乗りの方は駅に併設されている駐車場があります。

30分以内なら無料の送迎用駐車場もあります。

 

駅ナカは色々と改修されてるので綺麗です。

 

改札口前にぽんしゅ館があります。

 

新潟の日本酒瓶もディスプレイされています。

 

隣にはスタバが。

 

ぽんしゅ館の店内はお土産や特産品がぎっしりと詰まっていますよ。

主に電車を使って移動する人向けの商品が多いため、選ぶのはかなり迷うかも。

 

何をお土産にするか悩みますね…。

 

長岡の道の駅にも置いてありましたが、こちらでも勿論新米が置かれていました。

長岡のおみやげを買うなら|道の駅 ながおか花火館 - NEMARUのにいがた発見旅

 

県内のお醤油が並んでいます。

その数はかなりのもの。

瓶のデザインが統一されているので見てて楽しい。

 

こちらの醤油のいくつかをねまるでご用意しております。

※並んでいる内容は変わっている場合がございます。

 

米どころ新潟は米菓も豊富。

こちらでは煎餅やおかきが並んでいました。

帰りの移動中につまむのも良いかも。

 

さて、こちらを紹介せねばならない。

ぽんしゅ館の目玉、日本酒の試飲ルーム!(利き酒コーナー)

こちらは出入り自由です。(20歳以上)

Welcome to Niigata Sake World.

 

ずら───────────────────っと並んでいるガチャみたいなこれらは全部試飲できる日本酒の銘柄です。

凄くないですか?

ここだけで良くないですか?

もう適当なイベントより楽しめます。

このときは平日昼間でしたが楽しんでいる方がおりました。

 

有名銘柄の他、様々な地酒を試飲できますよ。

味に対するコメントが書かれているため選ぶときの参考になります。

でも直感や見た目で選んでも良いと思います。

 

利用は500円でメダル5枚とおちょこを渡されます。

ひとつの銘柄に一枚で一杯。稀に2枚以上必要な銘柄もあります。

ひとりで5杯も飲めない!という方はシェアしてもオッケーとのこと!やったね!

 

日本酒診断なるものが導入されていました。

む、SNSに投稿すると1回貰えるみたいです。

ブログ投稿するので5回程貰えないですかね?

 

もちろんぽんしゅ館では日本酒も購入できます。

試飲してお気に入りのお酒が見つかったら購入もできるかも。

 

こちらにもタブレット端末。

好みのお酒を探せるみたいです。

お酒って飲んでみないと中々分からないのでとても参考になりそう。

 

新潟観光してお土産を買って後は電車で帰るだけ!という方は最後に愉しむと最高ではないでしょうか。

しかし酔い過ぎないように気を付けましょうね。

 

【公式ウェブサイト:ぽんしゅ館 長岡驛店】

www.ponshukan.com

恋愛成就の岬|柏崎市のフィッシャーマンズケープと恋人岬

海岸線のとてもとても長い新潟県。

端から端まで移動しようとするとざっと300Km近くあります。

例えると東京都心から愛知県に入るくらいの距離でしょうか。

沖縄本島で言えば糸満市から国頭村を1.5往復できます。その例えいる?

そんな新潟の日本海に面した岬にあるのが『日本海フィッシャーマンズケープ』です。

柏崎市街地を少し西に行った場所にあります。

 

目印となる特徴的な看板。

こちらも前回紹介した同柏崎市のハコニワ同様、様々なお店が集まっています。

 

代表的なのがこちらの日本海鮮魚センター。

主に県内の港で揚がったお魚などが販売されています。

 

サバサンド屋さん。

サバサンドは柏崎のご当地グルメにもなっていますね。

そういえば北陸自動車道の米山SAでも販売されていた気がします。

他にも浜焼きやお土産屋、レストランなどが集まっています。

 

そして今回メインに紹介したいのは、お店とお店の間を抜けて訪ねる『恋人岬』です。

鮮魚センターと炭小屋の間の道を進むと裏の駐車場に行けるのですが。

 

ここから更に奥に進めます。

 

すると裏山の頂上に出ますので、そこから今度は下ります。

案内があるのでその通りに進みましょう。

 

勾配はかなりキツイです。

車で進めます。

 

すると開けて、一軒の建物と駐車場のある広場に出ます。

隠しエリアの恋人岬です!

 

車を降りて進むと…

 

見渡す限り真っ平らな日本海が広がっています!

 

ハートに整えられた芝生や二人用のベンチ。

 

柏崎市街地方面も一望できます。

 

一度戻って建物の裏手側には鐘と岬の先端が。

 

グアムと伊豆市と柏崎市で繋がりがあるようです。

 

恋人岬(ドン!)

 

多数のハート型プレートが鎖と南京錠で繋がれています。

この岬にふたりでカギを付けると恋愛成就すると言われていますよ。

 

ここから見える風景がまた美しくて。

今回は日中ですが、晴れた日の夕陽が沈む時間なんて最高でしょう。

良い感じの釣りポイントです。

出雲崎の道の駅でも素晴らしい夕陽写真を撮れました。

夕陽が沈む道の駅|道の駅 越後出雲崎・天領の里 - NEMARUのにいがた発見旅

 

この岬から見える赤い橋は米山大橋。

柏崎を象徴する美しい橋です。

車で走ると勾配が無いためいつの間にか通り過ぎています。

橋の下には日本一海に近いと言われる青海川駅があります。

ここから車で近いので訪れるのも良いかもしれません。

 

恋人岬に到着してスグに見えた建物は無料の休憩所。

せっかくなので中に入ってみましょう。

 

売店などがあります。

 

ジェラートも売られていました。


(佐渡)

 

岬に掛かっていたプレートはこちらで購入できます。


鎖と南京錠も売られているためホームセンターに行って店員さんに量り売りしてもらう必要もありませんね。

 

恋人と一緒なら一度は訪れたい場所。

おひとりでも日本海の最高の風景を見られるナイス隠しスポットです!

 

【公式ウェブサイト:日本海フィッシャーマンズケープ】

www.nfcnet.co.jp

リノベーションして生まれた小さな町|柏崎市のハコニワ

長岡市に隣接した柏崎市。

海から山までコンパクトに纏まった港町です。

柏崎の中心地に近いエリアの工場跡地をリノベーションした空間があります。

『ハコニワ』です。

 

こちらは様々なお店が集まった複合施設で、まだ2年しか経っていないのでできたてホカホカです。

 

外観は言われれば確かに工場感あるなと言った感じ。

しかしデッキや芝生エリアがあるのでとても爽やかな雰囲気です。

 

駐車場が空いていたのでラッキー!と思って入ったのですが、どうやら殆どのお店が本日(火曜日)定休日らしい。マジかー。

美容室はオープンしていました。

 

でも折角なので見学してみましょう。

中は外からデッキが続いているような床になっており、角材を使って空間を演出しています。

所々にあるグリーンも爽やかな雰囲気。

天井を見るとリノベ前の工場を垣間見ることができます。

 

ハコニワ自体は不動産会社が運営してるみたい。

 

倉庫の中に町があるような不思議な雰囲気です。

 

以前にも来たことがあるのですが、その頃はソファは無かったはず。

暖炉も設置されていて寛ぎポイントMAXですね!

憧れのオフィス感があります。

 

肝心のお店はどこも定休日…定休日!

んがー!残念!

まあ仕方ないです。調べなかったのが悪いのです。

でもこういうトラブルもまた旅って感じです!

いくつかのお店がお休みを利用して準備等をしていました。

 

ちなみに新潟県内は火曜か水曜日が定休のお店が非常に多い。

もし観光として来るなら、その2日間は休みが多いと理解して巡るとご不便がないと思います。

勿論全てのお店が火曜か水曜定休というわけでもありませんが。

 

ハコニワの裏手は田園風景が広がっています。

夏や初秋に来ると育った稲の風景が広がってて素晴らしいと思います!

 

外に出ることができるので屋外で風に当たることができます。

(マジか、カギ開けても良かったのか…!)

 

(カギ開けて出たかったッ!)

 

奥には植木鉢を売っているお店も。

ねまるの植木鉢もいくつかこちらで購入しています。

 

外では観葉植物を販売していました。

 

どこを写真撮ってもメチャクチャ映えます。

デートにも良いんじゃないでしょうか。

 

あ、凄い。

結婚式プランも始めてる。


なんとピクニックセットの貸し出しもありました。

暖かい日はカフェでドリンクなどを買って芝生スペースで寛ぐと最高かもしれません!

 

港町柏崎のお出かけスポット、ぜひ足を運んでみてください!

 

【公式ウェブサイト:ハコニワ】

haco-niwa.net

 

山間のローカル回転寿司チェーン|廻る すし道楽 塩沢本店

魚沼辺りによくドライブに行く宿長。

その主要道の国道17号沿いで見ることがある『廻る すし道楽』というチェーン店。

主に県内の山間部…比較的海から遠いエリアにあり、ねまるから一番近い店舗で小千谷店があります。

内陸部でも新鮮な寿司を食べられるありがたいお店です。

私はまだ一度も入ったことが無かったのですが、今回は機会があり塩沢本店に入ってみました。

 

この看板。

県内(主に中越)の方なら一度は見たことあるのでは。

 

この蔵のような佇まい。

 

うわぁ懐かしい感じ!

 

お寿司は廻ってませんでしたが、下の湯呑は廻っていました。

 

注文はタブレット端末から。

見附のきらくと同じですね。

コスパ抜群の大衆焼肉(見附市のきらく) - NEMARUのにいがた発見旅

声を出さなくても気楽に注文できます。

 

メニューブックもあります。

100円皿からあるのは嬉しい!

 

いいお寿司もあるー!

 

旬メニューも!

牡蠣寿司が一皿300円です!

あんこうもいいなぁ。

 

注文したお寿司が届きました。

私は軍艦系が好きなので巻き寿司多め。

赤身が凄い美しい赤!

 

うわーうんまい。

ネタはサクサク、シャリは柔らかく甘い。

お米は魚沼産コシヒカリを使ってるとのこと。

新潟の米を食べたいならいいぞこれ!!

 

このお醤油も甘めのだし醤油でお寿司によく合う!

どこのお醤油を使ってるか分からない謎美味醤油です。

 

様々なメニューがある中、特に気になった芽ネギ寿司。

上にまぐろのすり身が乗っています。

これはね、すごく美味かった!

シャキシャキでサクサクな爽やか芽ネギとまぐろがマッチして最高なコラボでしたよ。

 

初すし道楽を楽しみましたが、素晴らしいお店でした。

畳のお座敷で楽しんでいる方々もいたので家族でのお食事にも良いですね。

魚沼辺りでお寿司を食べたくなったらとてもオススメです!

お米を求めている方にも!

また、店舗によってメニューが違うみたいです。

 

今や有名全国チェーンが台頭するなか、残り続けるローカルチェーンは貴重です。

ずっと残り続けて欲しい!

 

【公式ウェブサイト:廻るすし道楽】

www.takinogawa-group.co.jp

長岡でキャンプ道具を探すなら|WEST長岡店

実は新潟県はキャンプ場数が全国トップクラスです。

最近は整備されたキャンプ場も増え、街中にもあったりします。

そしてSnowpeakやCAPTAIN STAG、UNIFLAME等々多くのキャンプ用品メーカーも存在していたりします。

 

今回訪れたのはCAPTAIN STAGが運営するキャンプ用品ショップ、『WEST長岡店』です。

 

CAPTAIN STAGが運営すると言っても単一メーカー品しか売っていないのではなく、様々なメーカー用品を取り揃えたキャンプ用品のジャングルのようなお店です。

人生初の自転車旅をしたときに持っていったテントがCAPTAIN STAGのテントでした。

リーズナブルだけど質が良く、とても都合の良い道具を生み出してくれています。

 

お店は小千谷市に向かう途中の長岡バイパスに隣接しています。

 

2階建てのお店。

この中にキャンプ用品が詰まっています。

 

キャンプ道具が所狭しと並んでいます。

 

もはやキャンプ道具の森!

見ているだけで楽しいです。

でもキャンプ場で使ったらもっと楽しい。

 

ちなみにねまるに置いてあるキャンプ道具の中にはこちらで購入したものもあります。


2階もありますよ。

 

WESTは県内様々な場所に店舗があります。

キャンプを趣味にしている人にとっては有り難い存在。

 

2階はアウトドアカジュアルや登山グッズなどが置いてあります。

 

そしてWEST CAFEがあります。

 

ガラス張りで見晴らしの良いカフェスペースです。

 

ライブも出来るようなステージもありました。

 

こちらのソファでゆっくりしたいと思います。

 

ランチではステーキやハンバーグを楽しめます。

このときはランチタイムは終わっていたのでカフェメニューオンリーです。

 

コーヒーとスムージーを注文しました。

キャンプ道具に囲まれて本を読みながら過ごすカフェタイムはキャンプ場にいるみたい。

 

ここでなら探している道具も見つかりそうです。

キャンプを趣味にしている方はもちろん、これからキャンプを始めたいという方も一度訪れることをオススメします!

商売繁盛の御利益を求めて|高龍神社

新潟県の神社数は全都道府県でなんと1位。

町内ごとに神社があったり、ねまる近くでも多く存在しています。

田んぼの中にもあったりします。

比例してパワースポットも多いのですが、今回訪れたのは長岡市の山奥にある『高龍神社』。

商売繁盛のパワースポットです。

 

高龍神社は商売繁盛の神様が祀られているとして有名な神社で、全国からご利益をあずかりたい方が多く訪れる神社です。

 

神社はあの山の向こうにあります。

 

いくつもトンネルを越えていくと巨大な鳥居が。

こちら長岡の温泉地、蓬平温泉の入り口でもあります。

 

温泉地を越えて狭い渓谷沿いを進んでいくと高龍神社に到着です。

高龍神社は階段を登った山の上にあります。

 

駐車場は神社下のトンネルの先にありますので、車を置いて歩きましょう。

 

路線バスも来てますが…すくなっ!

しっかりと移動手段を確保して来たほうが良いかもしれません。

 

神社へは売店を通っても行けます。

 

懐かしさ感じるお土産の他

 

地酒や縁起良さそうなダルマなどが並んでいました。

 

特産のかぐら南蛮。

ピーマンみたいですが唐辛子です。

新潟ではかぐら南蛮を使った調味料や料理もあります。

 

さあ、境内までは階段を上がりますよ!

かなり急なので気を付けて行きましょう!

 

まだまだ。

まだ疲れちゃいない。

 

登ったー!

また階段!

 

とは言っても100段程なので健脚の方なら問題なく上がれるでしょう。

 

到着です。

両脇が崖なので宙に浮いたような雰囲気さえある神秘的な神社です。

 

社務所があるのでおみくじや御朱印などはこちらで。

 

中に入ってお参りができます。

 

とても賑やかな提灯の並び。

 

こちらの高龍神社、商売繁盛の神様を祀ってるだけに壁中に名刺だらけです。

(個人情報のためぼかし処理をいれてあります)

 

すっごーい。

 

 

 

 

 

さて、戻りましょうか。

帰りは来た道の階段を降りるので気を付けてください。

 

なんて、実はエレベータがあるのです。

 

足腰が弱めの方も参拝することができます。

※それでも階段の上り下りはあるのでご注意ください。

 

小腹が減ったので帰り道にお土産屋さんで笹団子風味のどら焼きを買いました。

 

とても珍しい境内のある高龍神社でした。

ご商売をされている方は参拝をされるともしかして良いことがあるかもしれません。

 

※参拝した次の日、しばらく停滞していた予約が一気に入り、予約変更でもご宿泊人数が増えました。本当の本当に。

現代版 峠の茶屋|江口だんご 本店

長岡市内から車で走って柏崎市へ抜ける際に通る山道の途中。

道の傍らにお団子のモニュメントが立っています。

『江口だんご 本店』の目印です。

 

以前、摂田屋のお店を記事にしたこともありますが、その本店です。

ちなみに江口だんごは市内の至るところにお店があります。

古き良きを感じる新しさ(江口だんご摂田屋店,LIS) - NEMARUのにいがた発見旅

 

道路から見ると工場のようにも見えますが。

 

近づくと純和風の建物が。

 

縁起の良いもちの木がお出迎え。

ん?

もしかしてNEMARUの前庭にある木と同じでは?

(ねまる前の木)

 

こちらの本店ではお団子を作っている他、販売や喫茶、お菓子作り体験もできるようです。

 

お店までは整えられた庭園を歩いて行きます。

 

ヤバい、映えまくる。

庭園見学だけで来る価値あるかも。

 

入り口も風情あって素晴らしい。

茶屋というより豪邸ですね。

 

中に入ると土間がそのままお店になったような空間が広がっていました。

 

裏手はお庭と里山です。

お店の窓から眺められます。

ねまるの裏山に似てるかも。

 

店内では新潟名物の笹団子を作っているところを見れます。

笹団子は昔から良く食べてますが、作ったことはないのでどうやって作っているのか興味あります。

 

笹団子とはいわゆる草餅が笹の葉に包まれているお団子です。

食べるときに笹の葉の香りが広がって美味しいんですよ。

新潟にいらしたら是非オススメしたいお土産です。

 

他にも様々なお菓子やお餅などが並んでいました。

 

プリンまである!

みたらし味のプリン…気になる。

 

おっ、長岡名物の長岡赤飯が置いてあります。

赤くないけど赤飯です。長岡ではこれが赤飯なんです!

この包みの赤飯、よく貰って食べたなー。

赤飯は茶色い…このことは長岡に生まれてから疑うことなく当然と思っていまして、市内で出てくる赤飯は尽く茶色い。

緑なのに青々とした〜なんて表現があるじゃないですか。あれと同じことだと思ってました。

が、長岡の外を知ってからは赤飯は本当に赤いんだとようやく知りました。

 

醤油で味付けされているから茶色い、つまり醤油おこわです。

何故赤飯が醤油おこわなのか諸説あるみたいですが、正直言って謎らしい。

でもこの醤油で味付けされたモチモチおこわが温かくても冷めてもまた美味いんです。

私は冷めた赤飯を摘むのが好きかな。

 

手作りセットも売ってました。

地元のお米を使ってるみたいなので、お土産にもいいですね。

 

こちらの江口だんご本店にはカフェと喫茶もありまして。

 

カフェは離れの蔵に。

 

喫茶は階段を上がった2階にあります。

今回は喫茶にお邪魔しました。

 

2階に上がるとテーブル席とカウンター席があります。

グループでも個人でも大丈夫です。

 

吹き抜けになっているので店内を眺められます。

 

飲み物はお茶だけかと思いきや色々とあります。

季節的に甘酒が気になる。

 

甘味は和風。

せっかく団子屋さんに来ているので私はお団子を食べたい。

いろんな味を楽しめる五色団子のお抹茶セットにします!

 

抹茶はその場で立ててくれます。

注文と同時に店員さんがスタンバイ。

お団子が来るのと同タイミングでお抹茶も出来上がりました。

 

う、美しい…惚れてまうやろ。

お団子はあん、抹茶、黒ごま、醤油、海苔を楽しめます。

モッチモッチでうんまい。

抹茶も柔かな甘みの中にほんのり苦味を感じる優しい味わい。

香りも素晴らしい。

この組み合わせは最強。

 

こちらは柚子甘酒。

結構しっかりとした柚子の酸味が甘酒の甘さとマッチしてとても楽しい。

和に包まれた楽しいひとときでした。

 

店内には元祖江口だんごのミニチュアが。

今では橋の上から見るだけの信濃川の中洲にあったなんて信じられないです。

昔は今とは違って氾濫もよくあったと聞きますし、大丈夫だったんですかね。

新潟の今を形作った東洋一の大工事(信濃川 大河津分水路と資料館) - NEMARUのにいがた発見旅

 

お土産も喫茶も大満足な現代版 峠の茶屋。

ここは押さえておきたい長岡の観光ポイントですよ!

大地の芸術祭 2022(5 後編)|清津峡

前回の記事の続き

ということで、会期内で最後に見に行くのは『清津峡』です。

もしかしたら人が一番訪れる作品かもしれません。

こちらも山奥にありますが、関東から来る方にとっては湯沢や南魚沼に近く訪れやすいかもしれません。

 

季節は秋。

多分紅葉が一番キレイな時期です。

前回の美術館のある集落から町に降りてきましたが、町から離れて再び山に入っていきます。

 

主要道から外れ、細い橋を通り、渓谷沿いの道を走っていくと駐車場がある小さな集落?に到着。

道中に案内があるので迷わないと思います。

駐車場に車を置き、少し歩いて清津峡トンネルの入り口に向かいます。

 

駐車場も何箇所かありますが、土日だとそれが埋まるレベルで混むようです。

途中の道からかなり渋滞もするみたいです。

この日は平日の夕方だったので一番近い駐車場に置けました。

それでもほぼ満車に近かったです。

私のように受付時間終了に近い方が空いてるかもしれません。

 

お土産屋が並ぶ道を歩きます。

 

これまた懐かしい雰囲気。

 

清津峡には過去に来たことがあるのですが、見たことがないショップが出来ていました。

 

良寛コーヒーがある!

売り切れですが。

夕陽が沈む道の駅|道の駅 越後出雲崎・天領の里 - NEMARUのにいがた発見旅

 

お土産屋通りを抜け、渓流沿いを歩きます。

 

大地の芸術祭はこれまで夏場のみの会期だったのですが、今回は2022年4月29日から11月13日の145日間という長い期間で開催されました。

なので紅葉の中の芸術祭はとても貴重。

とは言っても年中常設されている作品もあるので、季節ごとに訪れても楽しめます。

 

水の透明度が凄い。

 

トンネル前にエントランス施設があります。

1階はカフェ、2階は足湯です。

2階に足湯は珍しい。

 

高さがある建物です。

豪雪地なのでこの角度の屋根なら大丈夫そう。

まずはトンネルを見て、帰りに寄りますか。

 

清津峡トンネルの入り口です。

 

注意書きがあるので読んでおきましょう。

 

トンネル内部はトイレが1ヶ所(2室)しかありません。

空いてると良いのですが混んでいると入れないかもしれません。

しかもトンネルは結構長さがあります。

不安な方は必ず戻って済ませておきましょう。

立ちションなんて絶対にやめましょう!

 

なんとトンネル内にはWi-Fiも通っています。

 

入り口で入坑券を購入します。

大人1000円、子供400円です。

作品鑑賞パスポート持参だと大人500円となります。

QR決済も使えます。

トンネル内は電波が通り難いので、Wi-Fiを使えるようにしたのはこの為かもしれません。

 

さあ、歩いていきますよ。

トンネルは全長750mあります。

往復で約1.5kmありますので頑張りましょう。

 

トンネル内は非常に薄暗いです。

気を付けて歩きましょう。

しかししっかり整備したのか床は真っ平らなので躓く心配はなさそう。

すれ違う中には外国の方もいたので、新潟にもようやく旅人の流れが戻ってきたんだと実感できました。

 

途中、清津峡のことについて書かれたパネルも展示されています。

 

最初の見晴所まで255m。

ゴール地点までの距離ではないので注意!

トンネル内の照明の色も変わっていきます。

そして徐々に勾配も上がっていきます。

 

温泉が湧き出しているみたいです。

どうりで硫黄の香りがすると思ったら。

 

雰囲気が怪しい感じの照明にも。

 

まずは第一見晴所に到着!

いわゆる横穴ですね。

 

外は渓谷の中。

 

仙人が座って釣りをしてそうな風景。

 

次の第二見晴所まで60mです。

 

第二見晴所。

奇抜!

あのなんか良く分からない謎の物体、実はトイレです。

このトンネル唯一の。

 

外見だけじゃなく中も面白くて…。

これは実際に体験してもらいたいなぁ。

 

第三見晴所は…

 

奇抜すぎる…

 

そしてもうすぐ最終地点。

カーブを越えると…

 

パンフレットなんかでよく見るところや!

 

今日この時間はあまり混んでなく余裕がありましたが、混んでいるときは非常にカオスとなります。

注意書きをよく読み守りましょう。

 

水辺は端が浅くなっています。

スニーカーでも入れる浅さです。

立入禁止ではないので歩いちゃいましょう。

 

こちらは奥まで進んだ人だけが見れる風景。

 

下の方に道がありますね。

昔の人が作った道でしょうか。

 

さて、写真をいっぱい撮ったので戻りましょう。

 

出口まで約700m…

下りなので往路よりは楽です。

 

戻った〜。

少し喉も乾いたので素通りしたエントランス施設に寄りますか。

 

ん?

 

閉まってる!

あ、16:00までだった…。残念。

 

自販機で魚沼の水が売ってる!初めて見たかも。


というわけで会期内最後は清津峡トンネルを訪ねました。

ねまるを利用したゲストさんもこちらに来る方が多かったので記事にしたいと思っていました。

ちなみに、会期が終了しても清津峡トンネルは料金は据え置きで入坑できるとのこと。

まだまだ十日町を楽しめるので是非来てみてください!

自転車で来ている猛者もいましたよ。

 

【公式ウェブサイト:清津峡】

nakasato-kiyotsu.com

大地の芸術祭 2022(5 前編)|絵本と木の実の美術館

大地の芸術祭2022の会期は11月13日(日)までです。

という訳で終了直前で行ってきました。

まず訪れたのは『絵本と木の実の美術館 』です。

 

休祭時に訪れた鉢の石仏の近く。

美術館もお休みだったのですが、今回ようやく来れました。

大地の芸術祭 2022(3 前編) - NEMARUのにいがた発見旅

 

廃校を利用した美術館。

外見は学校そのままです。

一度卒業した学校って中々入る機会が無いですが、こちらは美術館として復活した学校に入ることができます。

 

入り口はこちら。

学校の一番端からスタートです。

 

廃校前の玄関も同じだったのでしょうか。

どうやら出口は別の場所らしく、靴は袋に入れて持ち運びます。

館内で置き忘れないようにしましょう。

 

入ったらすぐ体育館です。

流木で作ったような作品が床に天井に配置されていました。

 

作品と一緒に写真を撮るのも楽しそうですね。

 

廃校当時の面影がそのまま残っています。

 

なるほど、学校全体が絵本で私達はその絵本に入っていくという作品なのですね。

ストーリーがあってトペラトトとドラドラバンという登場人物がいるみたいです。

 

奥に進むと廊下にも作品が。

 

部屋の中に何かいる!

登場人物でしょうか。

 

教室には昔の風景を連想させるような作品も。

 

自転車を漕ぐと作品が太鼓を叩くみたいです。

 

(ガタガタッ…ドンっ!ズドン!)


1階も2階も作品が所狭しと配置されています。


(にげ口)

 

壁に描かれた作品も。

 

よく見たらどんぐりの帽子で描かれていました。

 

廃校から見る外の風景。

当時の児童たちもこの風景を見て学んでいたんでしょう。

 

山奥ですが明治初期から続く歴史の長い小学校だったようです。

まさか芸術作品になるとは誰も思ってなかったでしょう。

でもこういう形で思い出が残るのは素晴らしいと思います。

 

今ではこの学校には絵本の中の住人がいるようです。

 

カフェも併設されていました。

 

カフェスペースはオシャレに改装されていました。

 

外の小屋に人が集まっています。

動物がいるのかな?

 

くさむらの部屋という読書コーナー。

屋内にお庭があるのは良いですね。

 

奥に進むと本屋くさむらというショップが。

 

絵本作家の田島 征三さんの絵本でしょうか。

お子様へのお土産として一冊購入するのも良いかもしれません。

 

絵本以外にも様々なグッズが並んでいます。

 

ショップを抜けて出口です。

 

外に出たらビオトープが広がっています。

 

野山を歩いてる感覚です。

 

水中には小さな生き物達も。

 

既に刈られていましたが稲を育てていたんですね。

季節によって風景が変わって面白そうです。

 

先程から人が集まっている小屋。

 

ヤギ小屋でした。

なんて人懐っこい。

撫でさせてくれました。

 

中に入ると別世界。

昔は学校、今は絵本となっている、思い出が詰まった廃校の楽しい美術館でした。

子供時代の自分を思い返しながら歩いてみるのも良いかもしれません。

 

つづく

 

【公式ウェブサイト:鉢&田島征三・絵本と木の実の美術館】

ehontokinomi-museum.jp

布乃利そばセットと暖かうどん|小嶋屋総本店 長岡喜多町店

宿長は布海苔そばを食べたくなったら、ほぼこちらに来ます。

長岡ICに近い『小嶋屋総本店 長岡喜多町店』です。

 

道の駅ながおか花火館の目と鼻の先でもあります。

 

この日は平日のお昼前でしたが、既に満員の人気店です。

店頭のディスプレイで既にヨダレが。

 

店内は和風モダンといったところ。

テーブル席や小上がり席の他、カウンターもあるのでお一人様でも大丈夫です!

お店に広がる蕎麦の香り…あーお腹減った。

 

今回は小上がりに案内されました。

畳って、いいですよね。

 

さて、メニューですが様々なセットがあります。

前回小千谷で布海苔そばを食べたときはネギトロ丼を異様に食べたかったのですが、今回は兎に角がっつりといきたい。

お寿司もいいんだけどなー。

 

その季節ごとのメニューもあります。

うぬぬ。

 

車海老天ともなると結構良い値段だ!

 

私が頼むことが多いのは季節の天ばら膳です。

蕎麦の他にかき揚げ丼が付いているのですが、卵を乗せたり出汁を掛けて色々な食べ方を楽しめるというもの。

今回もこれにしよ!

ちなみに以前の記事にも書きましたが、お蕎麦は「へぎそば」でなくても同じ「布海苔を繋ぎに使った蕎麦」なのでお好きなメニューを注文しましょう。

 

これが布海苔。

丁度窓際に飾ってありました。

そういえばこちらでは「布乃利」と書いていますね。

意識してなかった。

 

胡麻をすって待ちましょう。

 

来ました!

かき揚げがスゲー!爆発してる!

 

火が付いた出汁。

こちらも後で使いますよ。

 

食べ方のオススメ。

書いてあるのと同じように食べてみましょ。

 

まず天丼として。

かき揚げに既に味が付いてるのでこのままで美味しい!

サクサクです。

 

次に温泉卵と薬味ねぎを混ぜて。

卵で深みが増し、薬味ねぎのアクセントでまろやか美味し!

 

間にお蕎麦をはさみつつ…

 

最後にわさびと梅干し、そして出汁を掛けて優勝や!!

素晴らしい三本締めです。

 

蕎麦湯(忘れてもらっちゃあ困る)

 

蕎麦というのは茹で汁さえも楽しめる最高の和食ですよね。

特にこの天ばら膳は様々な味わい方がある最高のエンターテインメントです。

ごちそうさまでした!

 

ちなみにこちらはアッツアツの鍋焼きうどん。

これからの季節には最高ですね!

 

別腹いける方はデザートもあります。

 

こちらのお店でもお土産が揃ってますので、新潟土産に是非!

 

【公式ウェブサイト:小嶋屋総本店】

kojimaya.co.jp

 

関連記事

石油が吹き出した里山|新潟市秋葉区の石油の世界館

新潟市まで内陸の山沿いを走ってきて、どこかに寄りたいと考えまして。

結構夕方でサクッと見れるような場所をみたいなと思ったとき、思い浮かんだのがここでした。

新潟市秋葉区(旧 新津市)の『石油の世界館』です。

 

五泉市に向かう時にいつも前を通過するので気になっていました。

入ったことないのでサクッと見れるかも分からないんですけどね!

 

前知識全く無しで到着。

山間の緑深い土地です。

駐車場への案内が街路樹の裏に隠れて分かり難くなっていました。

気が付けて良かった。

 

進むと広い駐車場が。

その前になんだこの建物!

見たとおり恐竜なんでしょうけど…

 

駐車場横にはビジターセンターが。

こんな建物があったのも知らなかった。

里山に隠れすぎです。

 

入口前には地元の野菜や果物がずらり。

 

中に入ると県内のお酒もずらり。

 

見ると結構しっかりとコースもあって、山のハイキングコースも整備もされているみたいです。

里山歩きを推してることも知らなかった。

というか、ビジターセンターがある時点で気合が入ってます。

もう一度言う、知らなかった。

 

色んなものを売ってるところをみると地元の人や観光客も結構来るみたいですね。

 

お子様が楽しめたり学べる施設となっております。

 

テーブルもいっぱいあるので、ここで休憩したり自由に使えそうです。

というか、今回のブログはこの施設の紹介だけで良いんじゃないかなってレベルなんですが。


目的地は石油の世界館なので行きましょう!

駐車場から石油の世界館までは石油採掘に纏わる様々な設備を見ることができます。

 

「お父さん、今日はクリスマスツリーを買ってきたぞ!(ズドンッ)」

これ、是非クリスマスには綺羅びやかにしてほしい。

 

駐車場から100メートル程歩いて、石油の世界館入り口です。

 

なんとこちらも無料。

どうなってんだこの県は…(ポジティブ)

 

館内は石油のことについて展示されています。

このスペースは里山の石油採掘についてというより、石油自体のことについて説明されていました。

 

昔の採掘に使われた櫓の模型が。

これで実物の2/3の大きさなんですって。

 

もう一部屋。

こちらはこの里山での石油採掘の歴史が展示されていました。

そもそも何故ここに石油についての施設があるのかというと、昔は新津油田が産油量日本国内最大の油田だったそうです。

新津と言えば鉄道も有名ですけど、それと何か関係はある…?

 

真ん中にはこの地のミニチュアが。

 

平地だけではなく山の中でもメチャクチャ櫓が立ってたんですね。

巨大なタンクも。

 

今まで知らないことを色々と発見できました。

この石油の世界館の隣には中野邸という見学できる豪邸があるみたいなので、今度行ってみたいと思います。

それで、結局あの恐竜の建物はなんだったんだろう。

 

【石油の世界館公式ウェブサイト】

www.city.niigata.lg.jp